安全登山へのお願い

持ち物チェックと安全確認、登山計画書をお忘れなく

携帯電話を予約の際山小屋に必ずお伝えください

八ヶ岳は携帯電話の電波が入りやすくなっています。登山の前のご連絡だけでなく、登山中に小屋への到着時刻が遅れたり、万が一遭難などした場合にも電携帯電話で連絡がとれる場所があります。信号を発信するビーコン(beacon)もお持ちいただくことをぜひお勧めします。BLE(ブルートゥース低電力)です。山岳地では電池の減りはとても早いためもしもの時に備えぜひお持ちください。

安全のためにも山小屋の予約をお願いいたします

出発前にご予約ください。これは、安全登山の為にもとても重要な事です。
ご予約のお電話を頂いてあれば、山小屋スタッフ一同がご到着するまで登山者の安全に特に気を遣い、万が一道に迷われたり、気持ち悪くなったり、怪我をして歩けなくなった時などにより到着が大幅に遅れた場合、救助に行ける準備をしています。
登山キャンセルの場合も、ぜひご連絡をお願いいたします。八ヶ岳は関東地方、関西地方からも比較的近くに位置し、高山であるものの比較的に登りやすい山として中学校の登山等としても有名な所です。冬も黒百合ヒュッテは小屋を営業しておりますので、冬山登山の練習などにも多くの方がいらしております。
特に冬山は雪が積もり、段差が少なくなり登りやすくなります。しかし、八ヶ岳は3000m級の山です。万全の準備と体調は整えてお登りください。

持ち物に忘れ物はありませんか?

登山用具一式、出発前に確認と、装具は一度装着してください。
・靴 ・靴下 ・アウター ・中間着 ・下着 ・手袋 ・手袋 ・帽子 ・小物 ・入れ物 ・非常食 ・その他
スーパーなどでもらう買い物袋は、雨の日には袋の中に足をいれ、靴をはくと濡れないという方法や、休憩時、お尻の下に敷く方法などありますから、数枚用意しておくと便利です。
新聞紙は揉んで衣服の間にいれると保温材になります。
雨傘も屋根・風よけなどに使用できます。
地図・コンパスは安全登山の為だけでなく、山を楽しむのにも活躍します。森林の間に広がる景色を見たら、ぜひ地図を眺め、周りの山々も楽しんでください。
スキーのストックは杖代わりにもなりますので、登り降りに役立ちます。
特に初心者の方の登山時はリーダーと共に登山する事をお勧めします。持ち物などもリーダーにも確認してみてください。サークル、旅行会社の企画に参加してみたり、大勢の時は登山ガイド人を依頼してください。一番安全で、より深く自然を知る事ができます。

雷から身を守る

雷の時期は、なるべく朝早く登山し、午後2時以降の稜線上の行動を止めれば雷に遭う確率は低くなります。 遠くで雷の音がしだしたら、速やかに山小屋に、風がでてきたら特に急いでください。 めがねのツルや、ベルトのバックルがうなったら、超危険地域に居る事を自覚してください。 小屋が近くにない時は、すぐ行動を止め、窪地を見つけ、そこでできる限り身を低くして待機してください。 金属の有無は関係ありません。突起物に落雷します。大きな木、岩の近くは危険です。

雪山や増水にも注意を

本格的な雪山登山の練習地としても初心者登山者に人気のある八ヶ岳でが冬山ですが過信は禁物です。装備をしっかり準備し、雪崩などにも十分注意して行動してください。中高年の登山者も多くなっていますが、自分の体力に合わせ無理ない登山計画をたててください。特に気温の極端な変化や大雪時はじゅうぶん注意してください。経験者のいるグループ登山でも体力技術は各自異なります。
大雨や台風の後などは谷が川のような濁流となります。増水時に沢を渡るのもきけんです。引き返す勇気も時には必要です。日々の黒百合ヒュッテの状況は今日の黒百合ブログで更新しています。確認をして登山をお願いいたします。

登山計画書を提出して登山してください

長野県登山安全条例により登山計画書を提出して登山する必要があります。長野県HPより様式をダウンロードし登山ポスト投函、郵送、FAXまたはWEBによる提出をして登山するようお願いいたします。
長野県登山計画書PDFへ(外部リンク)
Compass電子申請(外部リンク)

人と動物との共存、自然環境を意識し人に優しく

国定公園です

八ヶ岳のほとんどが国定公園です。植物の採取は禁止されてます。また写真撮影も近づくことにより他の植物を踏み荒らす事は避けてください。またペットを連れての入山はおやめください。小鳥たちに餌をあたえる事も自然体系を崩すことになります。

「こんにちは」のコミュニケーション

こんにちは、登山時、このひとことが心なごみます。素敵なエピソードですが、黒百合ヒュッテを目指して登山した青年が小屋で一人の女性と出会いました。ただ、こんにちは、程度の会話でしたが、下山後列車に乗った時、偶然その彼女と同じ列車になり会話をし、それが縁でご結婚なさりました。また、山小屋主人、スタッフにもお気軽に声をかけたり、ご質問ください。

他の登山者のことも考える余裕を持つ

テントで泊まる際、近くにテントがある場合は他の登山者の事もぜひ考えて行動してください。
就寝時の大声の話し声や他のきテントをライトで照らしたりなどが残念ながらあるためトラブルが起きています。またグループ登山にかかわらず数少ない登山口駐車に一人一台で集合される方々もいらっしゃいます。限られた各駐車場です。ぜひ他の登山者の方とのトラブルがないようお気遣いいただきますようお願いいたします。

駐車場ご利用の場合は必ず以下の点をお守りください

●渋御殿湯さんに必ず受付を行った後に駐車してください
●冬季は、雪かき等の関係で朝6時以前は駐車をご遠慮ください
(渋の湯さんが雪かきをしてくださっています、ご協力ください)
●複数名ご一緒の場合は、なるべく1台にて駐車ください
(御射鹿池に市営無料駐車場があります)
車内宿泊は安全上からも行わないでください
バスの時間に左右されますが、トラブルを防ぐためにもぜひご検討ください。
唐沢登り口の市営無料駐車場は唐沢鉱泉さん下になります。
(唐沢鉱泉さん駐車場は唐沢鉱泉さん宿泊専用の駐車場です)
●1月中旬から4月初旬まで唐沢鉱泉さんが休館となり、道は除雪されなくなります。
唐沢鉱泉さん休館中は登山口までの車の乗り入れは大変危険です。

※車で渋の湯から登山される皆さまへご提案

最近日帰りの登山客が増え、冬期の渋の湯の駐車場が満車で停められない事が度々起きています。 除雪やスペースの問題でこれ以上駐車場台数を増やすのは難しい状態です。
また駐車場付近でスリップして動けない車もでています。そこで、御射鹿横に市営無料駐車場ができました。すぐ側に「明治温泉入り口」のバス停があります。渋の湯まで片道320円です。渋の湯の駐車料料金が1日1000円ですのでお得です。ぜひご利用ください。
テンの写真

写真は黒百合ヒュッテで出会えることができるテンです。
テン君からもお願いします。
笑顔でお会いしましょう。
お気をつけて、自然を満喫して登山をお楽しみください。
山小屋でお待ちしております。

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